権力者の責任
今日の政治の貧困は、目を覆わんばかりである。
国会のやり取りなど、聞いていられない。
特に政府の劣化は危機的だ。総理大臣からして
「息をするようにうそをつく」と揶揄されるほど、
平気でうそをつく。さらに「ごはん論法」などという
言葉が誕生するぐらい、答弁をはぐらかし、まともに
答えようとしない。不誠実。でなければ、きちんと
質問を理解する能力がないのか?どちらにしても、
国の責任者にしておくには、ふさわしくない。
当然、政府を構成する彼らは、世の中に起こる犯罪や
不都合な現実は、すべてが自分達の責任だということを
理解できていない。する意思もないだろう。
だけど、児童虐待も子どもの貧困もわいせつ事件も
すべて、今の社会の責任を負うのが権力者の役目であろう。
6年も権力の座にありながら、相変わらず「民主党政権時代は・・・」
などと言っている人間が、最高権力者の立場にある不幸を
しみじみ感じてしまう。これもこの国の国民の民度にふさわしい、
ということなのだろうか?悲観はしたくないが、いやでも悲観せざるを得ない。
権力者は「命を懸ける」的なことをやすやすと口にするけど、
いつも一番安全なところにいる。